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2007.05.01 MH小説『炎の山の狩人たち』vol.14
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おっひさ~~~っ♪
Elfmanです!!!!!!!!!!!!!!!

小説、書いたぉ!!!久々にwww

我が小説も14話目になりましたか~~~

何か感慨深いものがありますなww

まぁまだまだ終わる予定はないので
これからもよろしくお願いします!!
とりあえず、次の話、Chapter2-7でChapter2は終了します。

んじゃ本編は↓続き↓よりっ!!




Chapter2-6『環(タマキ)と風間(カザマ)』


ゴギッ!!!!
 

その音が全てを一気に静寂に陥れた。
 
フルフルの、丸太のように強硬でありながら鞭のように強靭な首が、ゴーストの左腕一本によって受け止められた。
 
そのとき、鈍い音がこの2つの物体の間から響いたのだ。
 
ジンはその痛々しい音に、自身が傷ついた訳でもないのに顔を歪めた。

 
フルフルはもちろん、飛竜の突進を片腕で受け止めるなど、自殺行為といって良いだろう。
 
ハンターではない人間の生身の腕であれば、ドスランポスの噛み付きでも骨は容易に砕かれる。
 
仮に凄腕のハンターが、大国の王の鎧を纏ったとしても、飛竜の突進を片腕で受けることなどできない。
 
受け止めた腕は、二度と動かなくなる、イコール、ハンターを辞めることを意味する。
 
それが自分が少し前に白モノブロスの狩猟で腕を負傷したこと、そしてカザマの事にも重なり、
 
ジンは心そのものが痛むような気がした。
 
しかし、確かにゴーストは片腕で受け止めていたのだ。

 
そして、ゴーストはそのまま左腕に持っていた片方の剣で、フルフルの顔を斜めに切り裂いた。
 
フルフルの顔には顎から鼻先にかけて口をまたぐ様な大きな傷が作られ、
 
赤黒い血がゴーストの左腕にびちゃりと音を立てて付いた。
 
ゴーストはフルフルの目の前で、再び番(つが)いの剣で天を仰いだ。
 
雲間の光が洞窟の穴からゴーストを照らした。
 
先ほどの一裂きで怯んだフルフルに対し、ゴーストは躊躇なく、そして冷酷に乱舞を始めた。

 
ギャオオオオォオオォウゥ!!!

 
フルフルの悲痛の叫びを皮切りに、ジンとソゥもフルフルの首に切りかかった。
 
大量の血液が洞窟の地面を真赤に染めていく。

 
ギャアアアァァオオォォオォウウゥ!!!!

 
フルフルが痛みに何度も力なく叫ぶ。
 
そして、そんな悲鳴にも似た鳴き声にも、終わりのときが来た。
 
フルフルが最後の力を振り絞り、『帯電』をしようとした時だった。
 
ゴーストはフルフルの体力に気が付いたのか、素早く右手の剣を逆手に持ち替えた。
 
後1秒も待てば、3人とも帯電を食らっていただろう。
 
ゴーストは異常ともいえる速さで、左斜め前に踏み込みながら跳躍した。
 
そして、番いの剣をフルフルの頭、右側へ勢い良く突き刺した。

 
グシュッ・・・!!!

 
鈍くも力強い音。ジンには、フルフルの命を奪う子守唄のように聞こえた。
 
根元まで突き刺された番いの剣が、素早くゴーストの手で抜き出された。
 
フルフルの血液が、真横で剣を振るっていたソゥの体中に降りかかった。
 
「・・・・・・・・・・・・・・」ソゥはその光景に言葉も出ないようで、顔中血まみれのまま、その場にへたり込んだ。
 
フルフルもそれと同時に、パチッ・・・パチッ・・・と口から小さな電気を発した。
 
力尽きたその巨体が、血まみれの3人の前に倒れた。
 
フルフルの赤い皮膚よりもっと赤い血が、その頭から流れ出ている。
 
ゴーストはそんなことは気にも止まらぬようで、剣の血をはらうと、さっさと剥ぎ取り出してしまった。
 
なぜか、ゴーストはともかく、ジンやソゥまで無言のままだった。
 

それぞれの心の中に、ずっと何かが引っかかった感じで、3人はキャンプへと帰ってきた。
 
そこには、タマキの馬車が来たときのままであった。3人はそのまま馬車に乗り込んだ。

 
ジンにはひとつの疑問が心の中にあった。

 
『なぜ、ゴーストはこの赤フルフルに対し憎しみにも似た感情が感じられたのだろうか・・・?』

 
そう思っていると、馬車の前部からタマキの声が聞こえてきた。
 
「あんたら・・・血と・・・うんこの臭いでメチャクチャ臭いニャ・・・顔くらい洗えよニャ・・・」
 
ジンとソゥは、タマキの後ろ姿を見つめた。
 
「・・・あの赤いフルフルは・・・フルフルは・・・」だんだんとタマキの声が震えていくのが分かった。
 
タマキは最後まで言うことが出来なかった。
 
ジンもソゥも、そしてゴーストも、タマキの言わんとすること、
 
そしてタマキの想いが胸に染み入るような気がした。
 
そしてジンは、あのゴーストの悲愴や怒りのような感情を今更のように理解した。

 
「ジン、ソゥ・・・ゴースト・・・・・ありがとニャ・・・ホントにありがとニャ・・・・・・」
 
ジンとソゥは、同時に馬車から乗り出し、タマキの顔を見ながらニッと笑顔を作った。
 
タマキもその2人の顔を見て、涙を頬に伝わせながら笑顔を見せた。

 
きっとカザマも、このことを知ったら、タマキの笑顔を見たら、笑ってくれるだろうか。
 
タマキの顔は、昔のような笑顔で満ち溢れていた。



Chapter2-7『鋼の腕』に続く
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