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2008.01.07 MH小説『炎の山の狩人たち』vol.58
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小説>_つ<)>_つ<)>_つ<)>_つ<)>_つ<)>_つ<)>_つ<)>_つ<)

コメレス゚_つ゚)゚_つ゚)゚_つ゚)゚_つ゚)゚_つ゚)゚_つ゚)゚_つ゚)゚_つ゚)

>rairuさん
睡眠ボマーは有名ですよね~あとはヘビィボウガンとか?
でも私はガノあんまり好きくないので睡眠やったことないんですよね~

>つむじさん
見ましたよ!かっこいいです^^そちらにもコメさせていただきました

と、言うわけでですね
小説なのか?いや、知らん。と言う具合でブリブリ


TOP記事等のイジリはまた後日。時間がありませんゆえ。




Last Chapter9-5『英雄たちは炎の山』




―――レンスボロック山、山頂。

黎明を迎えようとしていたこの山は、天変地異を具現化したような情景を作っていた。

黒い土が流れ出すマグマに侵され、雷が落ちる至る所から溶岩やガスが噴出す。

その雷も次第に増え、ジン、ゼロ、ゴースト、ソゥは神経を尖らせてその1歩1歩を踏みしめていた。

「へへっ・・・そろそろっすね。」

「のん気だな、いや、そんなはずが無いか。」

怖じるのを内面だけにとどめながら、ソゥは下唇を噛んで答える。

「自分や皆の命も、全部懸かってますから。」

今まで強がって大きく出るところが多かったソゥも、2年を経た今は自分なりの責任を背負っていた。




ジンたち“英雄”と呼ばれるハンターたちのチームがボルカ村を経ったのは、2時間ほど前だった。

ボルカ村に鳴り響くは、火山の溶岩が弾ける音、そしてあの金獅子ラージャンが落とし続ける雷だけだった。

夜でも賑やかだった村は、すでに村ではない。そこに残っていたのはたったの6人。


「間に合わなかったか・・・いや、これでも十分戦えるだろうな。」

ジンはベッドの上に得物と防具とを並べる。

太刀はクレアストラ・ダオラ。刃紋を付けず斬ることだけに追求された直刃の一振りだ。防具はシルバーソルを一式。

口では十分だと言っても、ジンには当然の不安があった。本当に、これで敵の爪牙を受け立ちできるのか、と。

目を瞑る。今までの戦い全てが、鮮明な映像として脳に浮かぶ。

「行くか・・・」

そう言うと、ジンはレンゴクネコメガエルのレンコが入った柵を取り外す。

「お前も、ここが溶岩で埋まったら逃げれるようにな・・・」

ジンはレンコの微かな鳴き声を聴くと、防具に手を伸ばした。


ジンが家を出たとき、それはすでに深夜の闇の中。

日頃は暗い死神のようないでたちが、闇夜の中ではっきりと目に映った。

「ゴースト・・・」珍しく、いや、クエストに参加するときはいつも一番乗りだったな、とジンは思い返す。

2年前のあれ以来、ジンはゴーストの声どころか顔すら拝んでいない。

相変わらずの寡黙な人間、それがジンの家の前に立っていたのだ。

「待たせたか?」

当然の如く答える様子も無く、ジンの姿を見るなり体を90度翻して歩き出した。

その背を追う。出会ってからは“一度も”変わらぬそのデスギアの全身装備の違和感に、ジンはすぐに気づいた。

ジンより10センチメートル以上も大きな体の背には、いつも見ていた翼がもう1対増えている。

「双剣、もう1対持っていくのか?しかもよく見ると、片方は1本ずつ種類が違うみたいだな。」

「・・・・・」

「本気みたいだな。」

無視ではない。ジンは改めてゴーストが内に秘めるものを感じていた。

ふとジンが顔を見上げると、一足先に集会所真の大広場で待っているゼロとソゥの姿があった。




ボルカ村に古くからある、狩人たちの墓地。狩りに於いて命を落とした狩人の使用していた武器で溢れる場所。

その一番端には、土に突き刺さったままの弓。

そしてそれに向かって座る2人。

元・村長と、元・受付嬢。それに歩み寄ったのは、元・ボルカ村ハンター。

まだ若き龍の体を持つ村長は、すでに村長ではなかった。

しなびた小枝を焚き火に落とす。その小枝ははじけることも無く炎の中に姿を消した。


「村長、レビィ。」

受付嬢やウェイトレスの仕事をこなす時の制服を着たままのレビィは、ジンの顔を見てすぐに俯いた。

そして村長は酒瓶を脇に置いて、振り向きもしない。

「・・・ふん。もう村長じゃねぇわい・・・。」

「今はもう、な。」

「・・・・・ふむ・・・」

1本、2本と足元に転がっていた小枝を拾っては、村長は目の前に投げ込んだ。

「そろそろ行こうかと思う。」

「ジン」レビィが立ち上がる。

「ジン、死んじゃだめだよ。絶対、自分が危なくなったら、絶対逃げてよ?」

「あぁ、約束する。」

優しく微笑むジン。彼に“逃げる”という意志がないことはレビィにもはっきりと解っていた。

「ジン・・・」

レビィの頬に伝う涙。それを見て、「行ってくる」という最後の一言を残す4人。



ボルカ村に残されたのは、たった2人。

「ジン・・・みんな・・・絶対、生きて帰ってきてよ・・?」

レビィは呟く。

「さ・・・レビィ、お前はもう逃げろ。1つだけ馬車を残しておいた・・・」

「村長・・・頼みがあります」レビィはふと身を翻す。

「村長、もしジンが・・・ジンたちが帰ってきたら、もう一度ボルカ村の村長をやってください。」

元・村長は酒が切れたのを、ビンを覗き込んで確認する。

「あいつら、帰ってくるかのう?」

先程まで頬を伝った涙を忘れたように、レビィはこれだけははっきりと答える。

「はい!絶対、アイツラみんな帰ってきます!!」


Last Chapter9-6『神は最凶』
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