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2007.11.04 MH小説『炎の山の狩人たち』vol.51
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今週のお仕事もやっと今日の夕方で終わりましたよ。

死ヌル

小沢が民主代表を辞任wwww

あんな悪人面とっととやめろwwwwwwwwwwwwwww

と言うわけで小説ッスわ。いじる時間ないのでTOP記事等は後日いじります。

読んでいただけると嬉しいです。

コメをいただけると嬉しいです。

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Chapter8-5『ペルソナ』



ジンの体が雨を切って、真後ろに飛ぶ。

そのまま腕をついて跳躍、空中で1回転して着地する。

ジンが移動した軌跡は次々に発火していく。

ジンは太刀を退けることなく、ソゥの下へと走った。

「ソゥ、お前は一度ベースキャンプまで戻れ。頼みたいことがある。」

ジンはソゥの肩を捕まえ、逃げ惑うそれを制した。

「ベースキャンプに戻ったら、多分備え付けの発炎筒が残ってると思う。それを焚いて鷹便を呼ぶんだ。

 今の状況を、浮岳龍の討伐確認と―――」

ジンはそこまで言い、ソゥの顔を一度見やった。

黒い瞳と、汗の滲んだ金のしっぽ髪が呼吸に合わせて揺れていた。

「とにかく、一刻の余裕もないんだ。頼んだぞ!!」

ソゥは目を丸く見開き、2度頷いた。そして足をもつれさせながらも走り出す。

「ふ・・・・・」

息を落ち着かせ、ジンは太刀を握りなおした。


「ふ・・・ふ・・・っ。うぉおおぉぉおぉ!!」

太刀を風に逆巻かせ、走る力で跳躍する。

ジンの全体重と跳躍力を太刀の鋭さに乗せた真っ直ぐな閃く一陣。

それは虚しく空を切り、素早く横に飛んだ炎王龍を、ジンの太刀だけが追う。

しかしまたもや斬れたのは雨滴だけであり、ジンはそれを見るなり再び炎王龍との距離をとった。


レイがジンの所まで走ってきた。

「ごめんジン。あたしはサポートも怖くて出来ないよ・・・」

「あぁ、無理はするな。それよりソゥが戻ってきたら、後ろからソゥだけを守ってやってくれ。」

レイは驚いたように問う。

「ソゥを参戦させるつもりなの?」

「あいつも・・・いや、あいつは自分から戦うだろうからな。」

レイはそれを聞くと深いため息をつき、笑った。

「どいつもこいつも・・・うちのチームはジンに似てきてるね~。」

「ふっ・・・まぁ、頼んだぞ。」

「分かった!!」

この20秒にも満たない会話を交わし、レイは再び脅威の空間を抜け出した。



ゴーストの両腕が、平行になったまま肩の高さまで上がる。

そしてその腕に沿われるように、封龍剣【超絶一門】という至高の剣が対を成して火花を散らした。

それが采配となるように、つまりゴースト自身が采配を振ったように、ゴーストの体と炎王龍の体は同時に動いた。

2つの物体が制御する空間が、断裂とともに同時になる瞬間。

黒-滅龍-と赤-煌焔-の火花が互いを弾き合う。

火球は地面から噴出すように爆発、火柱はゴーストを追いかけるように走った。

常人なら犯すことすら不可能な空間の中で、ゴーストは最も危険な場所に剣をかけた。



―――それは、炎王龍の豪壮な角。

燃える焔を固めてつけた様な、何もかもを焼き尽くそうとする角を。

ゴーストは斬り始めたのだ。

すぐに伸びてきた炎王龍の両腕をかわし、牙をかわし、焔をかわす。

腕そのものを武器にしたかのように大振りし、角を根元から薙ぎ落とそうとしているのだ。


炎王龍の血は地に落ちると火炎に変わり、それがゴーストの力を示していた。

雨が蒸発して霧と煙に変わりながらも、そのなかでジンはゴーストの力を確実に感じていた。


怒りか悲鳴か、炎王龍の猛る声が鳴り響いた。

太刀を持った手が止まり、ジンの耳を塞ぐ。

ゴーストも・・・と思われたが、炎王龍の鼻先という危殆極まりない場所で

ゴーストが耳を塞いでいるかどうか、攻撃の手を止めてしまったかどうかはジンたちには視認することができなかった。


雨が霧を割って、最期の滴りを落とす。

同時に霧は一瞬にして晴れてゆき、多くの骸と、その上の龍と狩人の姿が露わになった。

寸分も待たずに炎王龍はゴーストの頭を噛み砕こうとした。


速かった。

ジンでは避けることすら許されはしない、神速とも言うべき襲撃。


ジンは、自分が目の前のハンターにゴーストというあだ名をつけたことに恐怖を覚えた。

離れて見ていたジンの目からも、まさしく幽霊のようにゴーストは消えた。

そしてすぐに現れたその姿に、異変が2つあった。


砕け散るもの。

ゴーストの髑髏の面だった。

炎王龍の牙が掠り、脆くも粉々に砕ける。



“仮面”の下にあったのは白磁のような肌と、雪白と蒼銀を交えた髪。

ジンのほうを見たその瞳は白灰色に、鋼のように冷たく、そして鋭く映えた。


ジンは初めて見るゴーストの素顔に驚くはずであったが、視線はすぐにその手元に移った。

その手には、炎王龍の拍動をまだ残す紅き角。

ゴーストの口元が静かに動いたように思えた。



炎王龍の悲鳴が街を震わせる。



Chapter8-6『白土の上で・・・』
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