2007.08.24
MH小説『炎の山の狩人たち』vol.40

押してくだちい
ふっひひ
小説、なんだこれ。長すぎ。いつもの20パーセント増し。
ありえない。しかも何だ今回のgdgd感・・・
やっぱ部活とかしてるヤツは今頃毎日頑張ってるんだろうな。
私は高校にもなって部活とかやってらんねーwwとかほざいてた一人だから、
結局長期休みは暇です。
この夏はバイトももう終わったし。
あー毎日暇なんですよ。
宿題が終わってないというのに。
なにか私にいいエンターテイメントを教えてくださいよ誰か。
というわけで小説。25日・酷かったので内容修正。まだ酷いw

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小説、なんだこれ。長すぎ。いつもの20パーセント増し。
ありえない。しかも何だ今回のgdgd感・・・
やっぱ部活とかしてるヤツは今頃毎日頑張ってるんだろうな。
私は高校にもなって部活とかやってらんねーwwとかほざいてた一人だから、
結局長期休みは暇です。
この夏はバイトももう終わったし。
あー毎日暇なんですよ。
宿題が終わってないというのに。
なにか私にいいエンターテイメントを教えてくださいよ誰か。
というわけで小説。25日・酷かったので内容修正。まだ酷いw

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Chapter6-5『唐竹割り』
「なぁキョウ、これで何体目なん?」
「あぁ!?知らねぇよ!!もう相当狩っただろ・・・!!」
キョウは鎌蟹の足の隙間を前転で抜ける。
クラインが放つ、特殊な液体を仕込んだ瓶をくくり付けた矢が、青い甲殻を通した。
このクラインという弓士、確かにレイとは何かが違う。
レイも村長から直々に弓の術を教わっているが、
レイの“未熟さ”がこのクラインの技を見れば伝わってくるようだった。
それは狩りの場数、危機の数、そしてロードになるために通る道の数。
「そう言えば、『狩りに生きる』はキョウさんが書いてるんすか?性格そのまんまの口調みたいだけど・・・」
「あぁ!?」
どこかのヤクザの様なキョウにソゥはたじたじだ。
「あっはっは・・・!あれはウチが書いてるんよ。キョウが書いたと思た?」
「え・・・クラインさんが書いてたんすか!!」
「第一、あの性格のキョウが書くわけないやん!ウチが書かせてもろてるんよ!
でも泣く子も黙る天下のヘルブラザーズやで?普通の口調やったらダメやん!」
目を細めて笑うクラインだが、その矢は確実に鎌蟹を射抜いていく。
「ぷ・・・・っ」
思わず吹きかけたジンとソゥだったが、キョウの視線を感じて口をつぐんだ。
「うっる・・・せぇえぇええぇぇ!!!」
キョウはそうやって弄られるのが嫌いな性格でもあるようだ。
その怒りをぶつける様に、クラインの矢で怯んだ鎌蟹に、キョウの大剣が振り上げられる。
音が耳に入る。なんとも嫌な音だった。
甲殻が、肉が、そして生命が切り裂かれ、失われる音。
ソゥは思わず下唇を噛んで顔を歪める。
顔から縦に真っ二つ割られ、青い泡が口から噴出す。
そのまま青い体が左右に倒れる。
「か、唐竹割り・・・・!?こ、怖い人っすね・・・」
「そんなことないで。キョウはめっちゃ優しいし、強いし、なりはああやけど。」
クラインの笑顔には優しい華があった。
そしてクラインの言葉は、パートナーとして、パートナーだけが理解できる“もの”を意味していた。
「へっ・・・・」
服すら着けていない上半身どころか、下半身装備まで青く血塗られていた。
雨水の池に沈んだ鎌蟹の骸を蹴り飛ばし、キョウはこちらに歩いてくる。
「そろそろ足がおかしくなりそうだ。少し休む。」
「うん、そやねぇ。ウチも疲れてきたわ。」
ジンは、ずっと戦い続けたことからの疲労だと思った。
しかし、“それ”を見てジンとソゥは自らの目を疑う。
キョウが足装備のつなぎを膝までまくる。
そこには、どこかで見たことのある金属。それも両足に取り付けられている。
「あぁ?なーに見てんだお前ら!!」
「あ・・・えっと・・・・・すみ、ません・・」
「まぁまぁ、キョウ。ええやん。珍しいって、そりゃ。」
「人工義肢だよ、義足だ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
クラインの目が、ジンとソゥ、そしてキョウのほうにうろうろする。
「ふふふ、ウチもなぁ、このアイパッチは偽物ちゃうんよ。」
アイパッチを引っ張り、クラインは左目をあらわにする。
ひとつの傷も無い、蜂蜜色の水晶が動いた。
「見え・・ないのか?左目」
「うん、見えへんよ。もう結構前の話。8年くらい前?」
「その、キョウ・・・さんの足も?」
「う~ん。キョウ、話してもええ?」
「勝手にしろっての・・・」
舌打ちを1つ、キョウはそのまままたフィールドの中央まで歩いていってしまった。
「この目とキョウの足のこと話すなら、まずウチのこと話さなあかんわ。」
思い出すように、クラインはアイパッチの上から左目を優しくなぞる。
「ウチは物心ついたときにはもう独りやったんや。
でもある日、意味の分からん大富豪のうちの養子にされた。
ウチのほかにも何人も養子はおった。でも、裕福な家で最初はすごく嬉しかった。
でも10歳になって、その大富豪がとんでもないヤツやって分かったんや。
養子やったウチらは、闘技場で飛竜と戦う見世物にされたんや。
いつの間にか、何人もおった養子は、ウチ独りになっててしもたんよ・・・」
ジンは自分が独りで生きてきたと思っていた。それは容易に覆されたようだった。
「それでついにウチの番が来た。ティガレックスて知っとる?よね。
アイツと戦わされた。勿論、防具なんか無いよ。剣1本で。」
「ありえねぇ・・・」ソゥは驚きに目をつぶる。
「ふふ、ありえないよねぇ。で、ウチは勿論負けたんよ。
10歳の子供がティガレックスに勝てるわけないやん。
もう死ぬんやな、って思た。ここで死ぬんやって。ウチの人生はゴミみたいなんやったんやなって。
でも、そこでは終わらんかった。空から飛んできた大剣で、ティガは逆に死んどった。
そこでキョウと会ったんよ。キョウに助けてもらった。」
キョウの技術、力は目の当たりにしたが、昔から強かったのか。 ジンは思う。
「それで、ウチはキョウについて行った。弓は自分でいろんな人の技を真似したんやけどね。
ウチが14歳、つまり今から8年前、ある事件が起こった。知ってる?」
「もしかして・・・『霜月の災厄』?」
「へぇ~、知ってるんや。あ、てか一応君らのギルドカードも貰えるかな?」
ジンとソゥがポーチから出したギルドカードを手に取り、まじまじと見入る。
そして、ジンのカードを見るなり、その目がよりいっそう大きく震える。
「ジン・ロックフィールド・・・?東方ボルカ村・・・もしかして・・・」
「ん?知ってるのか?ボルカ村を。」
「ジン、ジン君。もしかして君、ザフィリオ・ロックフィールドとユウカ・ロックフィールドの・・・?」
「あぁ、その2人は俺の両親だが」
「そ、そんな・・・・そんな・・・」
薄い桃色をしたクラインの唇が、小さく震える。
「ま、まぁ話を続けるわ。」
息を落ち着ける。
「―――それで、『霜月の災厄』。すごい被害が出たやろ?
ウチとキョウもあの街に行ってなぁ・・・・」
「それで・・・・・」
「そう、君の思っとる通りよ。キョウは足を、両足を潰されて、ウチは頭打ったせいで左目が・・・」
クラインの表情は悲しそうで、それでも後悔とは少し違う様だ。
その顔を見ると、ジンもソゥも、何の言葉も浮かばない。
「ウチらの他にも勿論、死にかけのハンターはいっぱいおったよ。
ウチらはその中でも若いほうやったんやけど、
ウチはもうその時ハンターももう辞めや、キョウに救われた人生また終わってもぉたって絶望した。
でも、その時、ジン君のお母さん、ユウカさんが言葉をかけてくれた。
『まだ終わってない。ハンターは死ぬまでがハンターやで』って。
『諦めるんは死んでからや、あんたはまだ死んでへん。いざとなったら、私があんたを守る、皆を守るから』って。
知らん人に言われて最初はビックリしたんやけど、それで、まだ頑張ろうと思ったんよ。
キョウもおるし、自分はまだ独りやないんやって。独りやなかったら、生きていけるって。
せやから、今、ウチとキョウがロード・オブ・ハンターになれたんは、ユウカさんのおかげなんよ。」
クラインは静かに笑った。
Chapter6-6『高み』につづく
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天壌の蒼響
関西弁といえばはやて。分からないね。
訪れてくれてありがとう、天壌の蒼響です。
べ、別に面白かったからコメントしただけだからね!
訪問しなかったらしなかったんだから!
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べ、別に面白かったからコメントしただけだからね!
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