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2007.08.16 MH小説『炎の山の狩人たち』vol.36
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いや~なんでしょうね。
この小説を入れてるUSBがなくなりました。最悪です。
自分の部屋の、机の上か本棚の上にしか置かないのに、どこを探してもありません。
逆バックアップをPCに取ってたのが幸いでしたが、Chapter6-1の書きかけのが全部消えた。
オワタ。

でもまぁやっと書き直したので、読んでください('A`)ノ
できればコメもよろっす



Chapter6-1『助けてニャ!』


「ふぅ~ん・・・。なんかすげぇッすねぇ。」

ソゥは周りを見渡すなり、苦笑いを作る。

「煙草臭いな・・・・・。何より、ウチの集会場よりずっと賑やかだな。こんな朝から・・」

ハンターたちが騒ぎ立てる音、何か分からない楽器の奏でる音色、ガラス製の何かが割れる音・・・

何かしらの音が絶えない集会場の扉から、ジンとソゥは受付へと真っ直ぐ向かう。

その姿を、西方の目鼻立ちがはっきりしたハンターたちがじろりと睨む。



―――1週間前。

「おい、村長!俺たちはドドブランゴの捕獲に行ったはずだ!

 でもなんであんなヤツが出てきて襲われなきゃいけないんだ!?」

「ごめんねぇ、ジン。」

すまなさそうな顔をしながらジョッキを運ぶのはレビィだった。

「うるせぇ!文句言うな、ジン!1週間も吹雪で調査できなかったんじゃ!!

 当然そんなことあってもなんも不思議じゃないわ!!貴重な体験ができたじゃろう?」

「・・・・・・・まぁそれはいいんだ。報酬はきちんとくれるんだろうな?」

「あー・・・う~ん、すまん。ちと色々あるからレビィに訊いてくれ。」

そう言うと、村長は酒瓶に口をつけて一気に中身を飲んだ。

勢い良く飲んだためか、わざとらしく喉が鳴る。


「ごめんね、ジン。本当にごめん。面倒だとは思うんだけど・・・」

たしかにあのクエストを薦めたのはレビィだがジンはレビィを責めるつもりは無かった。

だから、レビィがなぜこんなにも謝るのかが理解できなかった。

「ほ、報酬は勿論あるわよ!

 でも、あれは生態研究所の貴重な情報として、今は西方まで送られてるの・・・」

「つまり・・・・・・」

「そう。本当に悪いんだけど、報酬はジンたちが取りに行かないといけないの。

 一応貴重だから、本人にしか報酬は渡せないって言ってるらしいし・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」



それで、この西方東部の巨大都市、アラクアに足を運んだというわけだ。

ゼロやレイはジンにすべて頼み、村でクエストをしながら過ごしているのだろう。

この集会場のギルドマスターは女性だった。

元来、竜人族が務めることの多いギルドマスターという役職だが、ここでは人間の女性だった。

透き通るような白い肌に、吸い込まれそうな瑠璃色の瞳。


「ほぁ―――――・・・・・」

ジンたちとは年齢もさほど変わらないらしく、その容姿にソゥは見とれてしまっていた。

「あの、俺は東方クロフロア共和国ギルド・ボルカ村出張所所属のハンター、

 ジン・ロックフィールドと言うのですが。」

「あらぁ、ジンって言ったらあのジン?久しぶりねぇ~元気だったぁ?」

ジンは思わず顔をしかめた。全く面識のない女性だったからだ。


酔っぱらっていた。


「ボルカ村ねぇ、あの。氷蟹の件かしらぁ?」

ギルドマスターとはどのギルドも変人ぞろいなのか。

変人じゃなければ命知らずな連中をまとめることはできないだろう。

「悪いけど、明日にはここに返されるはずだからぁ。明日の昼まで待ってね~・・・ゥヒック・・」

「え・・・」

「宿はそこらで自分たちで取ってねぇ。なんならクエスト行って来てもいいわよぉ。」

彼女の吐息は、酒の匂いしかしなかった。


ギルドの小さな扉を開け、ジンとソゥは外に出る。

花雲というのだろうか。うっすらと空を覆う雲が春から夏への移ろいを表わすようだった。

白と黒の煉瓦で造られた、閑静な街並み。

集会場の中とは大違いで、外気は静かに流れていた。

「ふぁ~~・・・暇ッすねぇ・・・・明日まで何するんすかー?」

ソゥが腕を後ろに回して大きなあくびをする。

「クエストやるかどうかは後にして、とりあえず宿を探そう。それからだ。」

煉瓦できちんと舗装された市松模様の通りを歩く人々。

ボルカ村とは別の長閑(のどか)さというものがあった。



宿はすぐに見つかった。

白塗りの壁に、木のにおい。宿代のわりにはいい部屋だった。

この街に着くまでずっと背負っていた太刀を壁に立てかけ、ようやくの落ち着きが戻る。

「なぁ、ソゥ。」

「はい・・・何すか?」

ソゥは机の上にあった雑誌に目を通している。

「クエスト、行ってみてもいいんじゃないか?どうせ暇だから・・・」

しけた面をして雑誌を机の上に投げ捨てる。

「う~ん・・俺はジンさんが行くって言うなら文句は言いませんけど。どうせ暇ですしね。」

ソゥは笑った。ジンは寝転がっていたベッドから飛び起きる。


その時だった。

こんこん、と小さなノックの音。

ジンは部屋の扉を開ける。しかし、そこには誰もいない。

「下ニャ!下!ここだニャ!」

そこには若いアイルーが立っていた。

「ん?どうした?」

白い毛並みにところどころ泥が付いている。

「助けてニャ!お二人さん、さっき集会所で噂を聞いたけど、相当腕が立つらしいニャ・・・!!」

「へ・・・?どういうこと?」

ソゥが不思議そうな目をして近寄る。

「氷蟹にゃんて倒しちゃうとか、凄いニャ!そこで、2人に折入っての頼みがあるのニャ!!」

なんだ?とジンは訊いた。


「助けて欲しいニャ・・・!!!実は今、我ら密林アイルー族が暮らす密林で・・・」


Chapter6-2『Ebony Squall』へつづく
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